ミリタリーウォッチ

ミリタリーと一口に言ってもぼんやりしたイメージしか持っていない方も多いでしょう。

ミリタリーとは、日本語で「軍隊の」や「軍用の」という意味を持っています。

ミリタリールックと言えば、ピンと来るでしょうか?
そう、軍服風デザインの服装ですね。

大好きな方には普通のことでしょうが興味がない方には入り込みにくいジャンルかも知れません。

しかし、片やミリタリーウォッチと言えばどうでしょう?

老若男女を問わず、結構幅広く愛されています。
ミリタリーウォッチと知らずに、デザインの良さで選ばれた方もいらっしゃると思います。

ミリタリーウォッチを語る上で、まず真っ先に思い浮かべるのは、そう。ハミルトンです。

既に100年以上の歴史を持つハミルトンは1930年代にはアメリカの航空会社からオフィシャルウォッチとしての認定を受け空へと飛び立ちました。

1940年代の第二次世界大戦時にはアメリカ政府の要請を受け戦場で戦う兵士の為に、実に100万個以上のタフで優れた性能を持つミリタリーウォッチを製造しその地位を築き上げました。

ハミルトンのカーキシリーズはこの時代に生まれ現在も優れた後継モデル達を続々と生み出し圧倒的な地位を確立したのです。


時代は流れ1991年の湾岸戦争がミリタリーウォッチに大きな転機をもたらします。
ハイテク戦争とも呼ばれた湾岸戦争は兵士に過酷な夜間の戦いを多く行いました。

そこで多くの兵士の腕に着用されたのが特殊発光のトレーサーシステムの時計でした。

通常の蛍光塗料の100倍近い驚くべき視認性を持ち、深度200メートルでも視認できるほどの性能を誇り、トリチウムガスを使用した発光システムは今や、ミリタリーウォッチの定番になりつつあります。

代表格はNAVY SEALSやSWATに採用され一躍脚光を浴びたLUMINOXでしょう。

そして兄弟分のTRASER。

銃器での歴史が信頼を物語るSmith&Wessonなど、多くの時計に採用されています。

一方、スイスではWENGERの時計が台頭しました。
元々アーミーナイフのメーカーであるWENGERは、専門のナイフで軍に貢献していました。

そんな中、90年代に精密な時計の製造に着手しアルプスという極寒の過酷な状況下でも戦場という更に過酷な状況下でも耐えられる高性能な時計の開発に乗り出しスイス・マウンテンコマンドなどのモデルが誕生しました。

実際にスイス軍にも公式採用され世界中で人気を博す時計メーカーへと成長しました。

その後もミリタリーウォッチの人気はとどまることを知らずメーカーもミリタリータイプの作るようになりました。

日本の誇るSEIKOも海外モデルの中には結構多くのミリタリータイプが存在します。
SEIKOミリタリーは、知る人ぞ知る通好みの時計として支持されています。

時計の歴史は戦争と共に歩んできたと言っても過言ではないでしょう。

もともと時計は懐中時計が一般的でした。
しかし戦場での利便性を追求して行った結果現在のリストウォッチの形態へと進化を遂げたのです。

そして、ダイバーズウォッチやパイロットウォッチ更にクロノグラフ機能などのように、戦士達の要望が凝縮され、利便性を求める要望から生まれた賜物たちを現代の私達は使用しているという訳です。

ますます奥が深いミリタリーウォッチをこの機会に是非ご堪能下さい。


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